最後に誰も語らないであろう良源さんの能力に関してである。
彼の功績に関しては②で示した通りである。
まさに八面六臂の活躍で、荒廃した天台宗比叡山延暦寺の
建て直しがなされたのだが、彼には優秀な弟子と友人が
居たのでこれも紹介しようと思う。
まずは、彼の直弟子の源信である。
源信さんは法然、親鸞に多大な影響を与えた人物である。
恵心僧都(えしんそうず)と呼ばれる彼の功績は
まさに我々が現在唱えている「南無阿弥陀仏」に他ならない。
また、往生要集(おうじょうようしゅう)と言う彼の著作は
極楽浄土と言う概念を後の人々に知らしめた事である。
また、陰陽師で有名な安倍晴明とは同じ時期を生きていたようで
921年から1005年と。
歴史的には繋がりは見られないが、宮中やら天皇陛下の外戚とも繋がりもあり
確実に交わっていたであろう人物である。
そして、おそらくはお互いの能力に関しても興味があったであろうかと。
さてさてと、解説に移るとしよう。
まず、良源は確実に巫術に長けていたようである。
つまりは御札を使った技である。
念を組み込み御札を魔除けの札へと変えて、その影響で防御するという
技である。次におみくじは占いの発展版として
神様に伺いを立てる事で、より詳しい未来の状況を知ると言う
技であるだろうかと。これにより完全な神依りの御神託で
なくとも、ある程度の未来予測は可能となるのである。
平安時代はどうも怨霊の類が多く出ていたようなので
この頃の魔除けの札は民衆にはありがたかったに違いないだろう。
そして、巫術が出来るなら結界術となるのだが
以前に比叡山の横川に行った際には確実に結界が貼られていて
それが千年以上も続いていた代物である事を確認している。
つまりは、そんなに強い念を組み込む事が出来たと
言う事である。
民衆の為に尽力し、その道が比叡山を立て直す事が出来ると
知る素晴らしい人物である事が伺えた訳である。
丁度、今はその良源さんの弟子の源信さんが没後千年だそうだ。
さてさて、これからどんな時代になるのやらである。
ありがとうございます。
感謝。
和海。