ありがとう教。とは?③

②に続き「ありがとう」の理論について説明したいと思う。
ここでは、まさに「ありがとう」の実践編なので、興味が無い方は
スルーして頂けるようお薦めします。

日頃から「ありがとう」を言う事が何故必要であるのか?
まずは、ここからご説明したいと思う。

こう考えてはどうだろうか?
貴方もカラオケで歌を歌う事はあるだろう。
その歌に気持ちを込める事が果たして、そんなに簡単に出来る事だろうか?
おそらくプロでも慣れていない歌なら難しい行為だろう。
何故なら、歌の意味や情感をイメージして、歌詞にその情感を入れる訳であり
その多くが、反復して練習し本家の歌手の真似をしたりして
やっと上手く歌えるようになるのだろう。
しかし、プロには遠く及ばない。そんな世界であるだろう。

同じように言霊に気持ちを乗せると言う行為は
慣れてこないと、とても難しいものなのである。
日頃から感謝もしていない人が果たして、すぐさま感謝の心を言葉に乗せる事が
出来るだろうか?いいや。まず出来ないだろう。
しかし、自分の命が九死に一生を得る所で助けられた時などは、それはもう
素晴らしい感謝が出来る事だろう。
それは言葉と思いが合致したからに他ならない。

例えば、親子間であったり、夫婦間であったりと
身内の何気ない気遣いに対しても、貴方は感謝の言葉を述べているだろうか?
心で思っていても言葉で表現しなければ、なかなか相手には伝わらない。
ドラマでもよく見かけるシーンですよね。
「ありがとう」と言う言葉を発する事も感謝の表現のひとつであり
それは、行動に他ならない。
その思いを行動に起こしてこそ、愛が体現出来ると私は思います。

また「ありがとう」は、そんな仰々しい言葉ではありません。
多くの方が感謝と言うのは、何かしらの対価であると勘違いしているのでは
ないでしょうか?確かに何かの対価での表現が多いと思います。
しかし、それは相手に何かをしてもらった事への礼であり対価とは別ものです。
つまりは、商品を購入する時にお金を払います。
店員さんはお金を受け取り「ありがとうございます。」と言うでしょう。
礼には礼で答えます。「ありがとう」と。
英語なら「サンキュー」で「ユアウエルカム」でしょうか。
大阪なら「おおきに」ですね。
これはまあ、商売上で買ってくれてありがとう。売ってくれてありがとう。
と言う事なのですが、商売で無い家族の気遣いならどうでしょうか。
料理を作ってくれてありがとう。生産者の皆様や自然や神様にいただきます。
「愛」を与えてくれた事に「愛」を返している愛情表現の一つで
あると考える事が出来るのではないでしょうか。

さて、ここで言葉を発する事が出来ない方は表現出来ないと突っ込みを
入れられそうですが、言語でダメなら文章で表現すればいいでしょうし
お辞儀や動作でなら感謝を表現出来る訳です。
つまりは、感謝の思いを相手に伝えれば良く、言葉はその一形態に過ぎません。
密教では「身。口。意。」(しんくい)と申しまして三密と称します。
意識で仏様のお姿を観想し、身の手には印を結び、口に真言を唱える訳です。
そうする事でお祈りし仏様との交流を深める訳です。
思いは、言葉や文章や体を使って表現し始めて相手に伝わる訳なのです。
確かに長く連れ添えば、言わずとも通じるでしょうけど
本来人の心は読めないものなのです。

そして「ありがとう」と言う感謝の言葉を伝える本来の意味する所は
人は生かされていると言う事を体感や実感すると言う事でしょうか?
それは、ある意味「悟る」事だと思います。
人は生まれ落ちた時から、日々生かされている訳で、初めは両親から恩を受け
社会や企業や国と多くの人的恩恵により生かされています。
また、本来ある自然の恩恵である、太陽、水、大地、植物、動物と
地球の恩恵により生かされている訳です。
我々人類はその恩恵が無ければ生きては行けません。
つまりは、全ての恩恵に感謝しても余りある位だとは思いませんか?

そして、我々は決して一人では生きて行けません。
貴方の食べる食べ物は誰が作り、使う道具は誰が作ったのでしょうか?
また、その仕事は誰が与え給料がもらえるのでしょうか?
もちろん。食糧を自給自足し使う道具は全て自分で賄い、家や服に至るまで手作り
なんて事は今の日本のご時世では現実的ではないでしょう。
もちろん昔の人はそうだったので、自然の恩恵に対する感謝を忘れた事はありません。
それが八百万の神を祀る日本の神道の源流となった訳なのです。

ありがとう教なんて言う宗教は元々ありません。
しかし、「ありがとう」と感謝想起する教えは太古の日本よりあるのです。
そして、感謝があるからこそ「もったいない」と言う発想と言葉が生まれました。
世界にも類を見ない言葉であり、CMでもお馴染みですが日本にしかないのです。
それは、日本人の遺伝子に受け継がれている素晴らしいものであり
「ありがとう」と言う感謝想起も刻まれている訳なのです。

心を開きまずは実践あるのみです。
「案ずるより産むが易し」です。

ありがとうございます。
感謝。
和海。

ありがとう教。とは?③」への2件のフィードバック

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